3Dプリンタでの製作物

夏休み中に3Dプリンタを使いこなせるように練習していくつか作ってみた。 プリンタ自体よりも3DCADの操作法がメインだったが、youtubeにいくつも動画があったので、便利に研修させていただいた。 いくつか試したが、自分には「DesignSpark Mechanical」という無料のソフトが一番使いやすかった。 掃除機の吸い込み口を出力。縦方向には長く作ることができる。丸い口と四角い口、2つの面を描いてから「両者をブレンド」することで自動で描画してくれるのは秀逸。 220°に加熱して溶かしたプラスチックで出力していくのでサポート部材が必要になるけれど、これは本体附属のスライサーソフトが自動でやってくれる。 内部のサポート材をきれいに取り外すのはなかなか時間がかかるが、差込部分のテーパについても、設計すればその通りにできあがってくれるのでありがたい。 次はLED懐中電灯のホルダで練習。クリップ部分を差し込んで保持するように作った。 これくらいの大きさの物だと、設計に10分、出力に1時間半くらいで製作出来る。 これは自分の部屋の入り口に取り付けて使っている。 そして、材料置き台のパイプジョイント部。根元が折れてしまったけれど、ポリプロピレンなので接着剤ではつかなかったので作ってみた。 パイプの内径、外径を指定すればその通りできあがる。もちろん、位置を間違えて設計すればその通りに出力(T_T) こちらも内部のサポート材の除去が大変。90°に交差しているので,横方向に伸びる部分には必要になる。 相手がステンレスパイプなので、サポート材が入る側のパイプは内径を1mm(周囲に0.5mm)大きくすることでサポート材が完全除去できないことに対応した。 経年変化もあったか、3カ所壊れていたが同じ設計なので、待てばできあがるのはありがたい。これは1つあたり出力に4時間半かかった。 最後はシン・ココナッツの筐体。こちらも出力には4時間くらいかかるので、とても生徒用にと言うわけにはいかないかな。(本校では1学年が10人くらいなので、まあなんとかなるけれど) プリンタは自分が異動してくる前に、前の先生が購入してあったもの。平成30年度購入、「安心の日本製」とのことだがすでに会社は存在していなかった。しかし、さすがに物自体はしっかりできている。実用的にも使えることがわかったので、これからいろいろ作っていきたい。