メモスタンドの製作

今年度、自分の中学校が博報賞を受賞して、副賞としてお金も頂いたので記念品を製作して配付することにした。 数は100個を少し上回る程度なので、3Dプリンタとレーザー加工機で製作することにした。 物はメモスタンドで、書いたメモを磁石で貼り付けておくようになっている。一から設計してみた。 3Dプリンタで1つ作るのに7.5時間くらいかかるので、教育事務所からプリンタを借りてきて作ろうとした。 しかし、 1:ヒートベッドではなく両面テープを毎回貼らなくてはならないこと。 2:大きさの関係から一度に1つしか作れないこと。 3:フィラメントがチップで管理されていて、高い純正品しか使えないこと。 などから、結局1つ作ったくらいでお返しした。 結局、個人的にも一台購入して2台同時に稼働させて量産することに落ち着いた。 レーザ加工はコルクシートを貼ってから図案を焼き付ける。コルクなのでレーザ出力や加工時間を抑えることができる。 各色のフィラメントを購入して量産、1kgで20個ほどできる計算だが、結構失敗があって時間とフィラメントを無駄にしてしまった。 この3Dプリンタは220×220の作業領域があるので、それに合わせて設計して最大6個を作ることができるようにしたが、 時間は数に比例していて6個だと45時間かかるのと、冷えすぎるのかヘッドを動かしすぎるのか、失敗も多くなった。 結局、昼間に1つ、夜中に2つの一日あたり3個製作パターンが一番無駄がなかった。3つ以上は歩留まりが悪すぎる。 袋詰めなどはほかの先生方にも手伝って頂いて、感謝の会の際に地元の方々へ60個ほどお配りすることができた。 現在生徒分の配付が終わり、年末年始休み中は職員の分を量産している。 サポート材の付け方や、量産の際のノウハウなど多くの知見が得られたのでこれからにいかしていくことができそう。