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12月16日生徒会役員任命式での学年主任の話2012. 1.14

 本日は選ばれたみなさんが初めてここに集まり、会長から任命書を受けとり、それぞれ決意を持ってくれたことと思います。私からは「特別であってはならない、でも普通であってはならない」という言葉を贈らせていただきます。
 耳にしてみると、矛盾している言葉なので少し説明させてください。
 特別であってはならないというのは、たくさんの仕事があるのだけれど、それを理由に普段の生活を乱してはいけないと言うことです。今日は執行委員会があったから朝学活に遅れてしまったとか、下校時刻を過ぎてしまったとか言うことがあってはなりません。大変な仕事をこなすためにみなさんに特権はないのです。とても大変であるけれども、学校生活のルールについてはみんなと同じように守った上で行わなければなりません。それでなければ周りからも認められないし、それができる人がここに集まっていると思います。
 次は普通であってはならないということです。みなさんは特別な任務を与えられた人です。自分の取り仕切る委員会などを回したり、南中生徒会を盛り上げるための活動をするには、時間もかかるし苦労も多いことと思います。普通の生活を今まで通り送っていたのではとてもこなしきれません。そして、それ以上に私が求めたいのは任命されたあなただからできる仕事です。全校投票で選ばれた会長たち3役は、今日に至るまで様々な条件を考え、先生方にも相談し、その役に適した人を選んできました。選んだからには、その人だからこそと言う理由や期待があるのです。自分の個性を生かしてできることを考えて実行に移し、平成24年度の生徒会を大切に運営していってほしいと思います。
 そんなわけで、みなさんは特別扱いをされてはいけないのに、だれでもできるような普通の仕事をしているようでは困るのです。
 おそらく、執行していく中では理不尽な批判を浴びることもあるでしょう。日常活動を苦労してこなしていても評価されないのに、たまにちょっと失敗すると大きく言われることもあるでしょう。でも私たちも含め、誰かが頑張りを見ていてくれるものです。人が見ていなくてもお天道様は見ていてくれます。これから1年間、南箕輪中学校の生徒のために力を尽くしてほしいと思います。