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平成24年最初の2学年集会,学年主任の話2012. 1.15

 年が明けて何日かたちましたが、2学年だけで集まるのは初めてですので、この言葉を言わせてください。「みなさん、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。」
 さて、3学期が始まって5日間が過ぎ、2年生としての登校日数はあと44日です。今日の午前中には3年の始めにかけて一緒に過ごす新しい班も決まり、気持ちの上でも形の上でも新しい気持ちでのスタートが切られたと思います。残り短い3学期を学年でスタートするに当たり、皆さんと一緒に過ごす職員からの目標を考えてみました。
 最初に、4行目に書いた来年度のことを話します。来年は皆さんが3年生として南中を牽引する年です。これからは正式にはただの3年生ではなく平成24年度南箕輪中学校3年生、あるいは平成24年度卒業生といわれます。中学校はその年の3年生のカラーによってずっと語られるのです。中学校3年生の教育内容は全国どこでも同じでありながら,学校ごとの個性は大きく違います。その中の主役になるのが,ここにいるメンバーなんです。ここにいるみんなが力を合わせて,みんなでしかできない南箕輪中学校を作り上げていくんです。ですから,平成24年のスタートにあたり,来年度のことも見据えた言葉で締めさせてもらいました。
 さて,短い3学期は新たに学ぶことも多いのですが,2年生としての仕上げを考えなくてはいけません。そのときにまず,2年生を終了する時点で本来持っている力が足りていないとすれば,いまから補わなくてはなりません。
 足りていないこととは何でしょうか?個人と全体では違うと思いますが,みなさん一人一人個人的にはどうでしょうか?給食当番,清掃当番,委員会当番などをきちんとやることでしょうか,出された課題や宿題をきちんと出すことでしょうか?頭に思い浮かべてみてください。
 今私が上げた例のようなことが中学2年の終わりに仕上がっていなければいけないことのすべてだとしたら,ちょっと物足りないと思います。人によっては小学校のうちに完璧になっている人もいるでしょうし,中学に入学し環境がかわったとしたら1年生のうちにつける力だと私は思います。
 私が思う,2年生終了時にもうけたいゴールは,決められたことをこなすことや学習面についてのことではありません。集団の中の一人としてどう生き様を見せるかと言うことです。たとえば昨日第1回目の委員会がありました。3役になった人たちは,ここのところずっと緊張し,終わったときにはほっと胸をなで下ろしたことと思います。では,それ以外の人たちはどうだったでしょうか。同じ学年の仲間が緊張している横でどのようなことを考えていたでしょう。場が盛り上がるように発言をしようとか,フォローできる行動をしようとか考えていた人がどのくらいいたでしょうか。私はそんな力を残り3ヶ月で来年の準備のためにつけてほしいと思います。自分が主役でない場面で,どう行動できるか。委員会の人は委員会だけ,部活に燃える人は部活だけ,そうではなくて,「あいつ頑張ってるなぁ,自分はどう関わってやろうかなぁ」みんながそんな気持ちを持っていたら,いい学校にならないわけがない。そう思いませんか?
しかしながら,もっと直接的な達成目標も必要かなと思います。学年全体としては,やはり時間でしょうか。そう思って目の前にあることと共にサブテーマに添えました。
 そして,得意なものはさらに伸ばしてください。これが私たちのよい個性になるはずです。自分を評価し,これは自分の得意分野だなと思えることはぜひ時間をかけて磨いて,「このことだったらあいつにお願いすれば大丈夫。」というくらいになれば最高だなと思います。
 以上,夢も含めて目標について語らせてもらいました。来年度みんなで南中を牽引していくために,とりあえず2年生として残り3ヶ月の3学期,よろしくお願いします。