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避難訓練をする前に,学級での話2010. 9. 4

★一番大切
 今日は避難訓練があります。私にとって避難訓練は学校の行事の中でも卒業式・入学式に続いて,学校の日常生活では一番気持ちを抜いてはならないものであるととらえています。それはなぜかというと,人の命がかかっているからです。訓練をするからには,本当にそういう場面に遭遇すると言うことがあるから行うわけで,訓練でできないことが本番でできるわけがありません。
 そういうわけで,今日の訓練は本気でやって下さい。私語をしないことはもちろん,声を出さないからと言って,にやけて歯を見せる姿もあってはなりません。技術の授業でもいっているように,取り返しのつかない怪我をすることや,命を落とすことは絶対ににあってはならないのです。もう一つ,ふざけているような人が自分で怪我をしたり,死んでしまったりするのはまだ仕方がないのですが,学校での集団生活ではその人のせいで周りのちゃんとやっている人が巻き込まれて事故に遭うことが考えられるのです。これは万が一にもあってはならないことです。

★100%でならなければ
 ですから,今日は完璧に訓練してほしいと思います。たとえば私は宿題を忘れてしまったり,提出物を忘れてしまったりすることに関しては寛容な方だと思います。人間だから仕方がないと思います。でも,いざ避難に関してはこれはあり得ない。「今日の訓練はだいたい良かったからいいよね。」とか「まあ,40人のうち2人が死んじゃったけどそれくらいは仕方ないよね。」と言うことはあってはならないんです。私は何かあったら,ここにいる全員を一人残らず助ける義務を背負っていると思います。100%の避難をみなさんにも自分にも要求します。

★許さない
 というわけで,今日ふざけている姿を発見したら絶対に許しません。普段の生活では怒って指導する際にも,ある程度気をつかっています。「みんなの前で怒っっちゃ可哀想だから呼び出してからにしようかな」とか,「この人にこれを言ったら崩壊してしまうかな」とか考えるものなんです。でも,今回はそれを適用しません。たとえ全校の前でさらし者にしてつるし上げることになっても,ふざけている者を私は許しません。それを肝に銘じて今日の訓練に望んでほしいと思います。