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1学年夏の学年PTA(ドッグイヤーについて)2011. 4. 6

こんにちは。
 本日は平日の参観日と言うことで会社や家庭のお仕事がお忙しい中、ご都合付けてご来校いただきありがとうございます。また先々週はお休みのところPTA作業にご参加いただきありがとうございました。おかげさまで、生徒の学習環境が一段と整いました。また、参加した生徒たちもそれぞれの場所でとてもよく働いてくれたようで、多くの方から「今年の1年生はとてもよく働いていたよ」とお褒めの言葉をいただきました。
 さて、早いものでもう一学期が終わろうとしています。4月に入学した当時は制服がなじんでいなかった生徒たちも、しっかり中学生らしくなってきました。
 この頃は、クラブ活動も多くのクラブで3年生が引退し、1年生も本格的に活動をしています。委員会活動でも当番活動や各委員会の強調旬間などで、クラスの代表として責任感を持って活動してくれている姿をよく見かけています。
 そんな中、先日私は学年集会で一年生に「ドッグイヤー」という話をさせていただきました。学校と家庭とが連携を取りながら生徒を育てていくことが大切だと思いますので、今日はその内容について少しお話しさせていただきます。
 ドッグイヤーという言葉を聞いたことがあるでしょうか。これは私の携わる技術的な開発分野でのお話で、特にコンピュータ関連など短い期間に驚異的な進化をする年のことをさして言います。なぜドッグイヤー:犬の年なのかと言いますと、犬は人間に合わせて考えたときに1年間での成長がとても早いことから言われます。確かに14年も生きた大型犬は人間で言えば100歳を超えたおじいさん・おばあさんだそうですからそれもわかるのですが、特に最初の1年は早いらしく、1年間で人間の15歳と同じくらい年を取るのだそうです。ですから去年の今頃生まれた犬は、もう今の中学生よりお兄さん・お姉さんになっているという訳です。だから、犬の最初の一年は特に大切に育ててあげる必要があるんですね。
 犬の話ばかりしていては仕方がないので人間に戻して考えると、私は人間にもドッグイヤーといわれるときがあると思います。そして、それはまさに今、中学生の年代だと思います。
 今の一年生を見ても体つきだけでなく、考え方も大きく成長しているときであることが見て取れます。もちろん個人差も大きいわけですが。
 スポンジのようにどんどん吸収し、自分を作り上げていける今、時間を無駄なく使うことは特に大切になります。私のようなおじさんの夏は毎年来ますが、中学一年生の夏は今年しか来ないんです。だから、勉強にしても運動にしても友だちとの関わりにしても、ぜひ積極的に取り組んで自分を鍛えていってほしいと思います。
 というようなお話をさせていただきました。さて残念ながら私も含めてここにいる方々はほとんどがおじさんとおばさんなわけです。そんな人にとって、今年の夏と去年の夏を比べても、多少しわが増えたり、髪の毛が寂しくなることをのぞけばほとんど同じだと思います。ただ、中学生の父や母としてはどうでしょうか。こうなるとやっぱりドッグイヤーの中だと思います。
私も家に帰れば中学生の父であるわけですが、先輩のお母さんやお父さんに言われることは、「大変だけど、すぐに過ぎちゃう時なんだから頑張ってね。子どもが手を離れちゃうと寂しくなるし、子どもってすぐに大人になっちゃうんだよ」まさに、親としては今がドッグイヤーですよね。
 というわけで、子どもも保護者の皆さんも、そして加えさせていただけるのならここにいる学校職員も、今とても大事な時を過ごしているんだと思います。無理しなきゃいけないことも多いでしょうし、つらくても頑張らなくてはいけないことも多いと思いますが、学校と家庭で協力しながら生徒たちを育てていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 もうひとつ、中学生の今は子どもの感性と大人の理性がまぜこぜになった貴重な時期です。この後○○先生にお話しいただきますが、各教科でつけた基本的な力を生かして行う総合的な学習の時間:わかたけタイムでは、地域の宝である大芝高原を題材に今しかない中学生の感性を使って作品を作っていってほしいと思っています。わかたけタイムは各教科以上に地域やご家庭の支えが必要となります。こちらの方もご協力いただきますようよろしくお願いいたします。以上です。