トップページへ戻る       教材研究のメニューへ戻る



電池の液漏れで動かなくなった時計の修理

いつもは使っていない部屋の時計、どうも動かなくなってしまったなと思っていたら、古くなった電池が液漏れして、端子が腐食してしまっていた。はじめて担任をしたときのクラスを卒業させるときにもらった思い出の時計。ちょっと一息つける週末の作業にしよう。

右側は無事だが、左側の電池ボックスが腐食している。それはさらにリード線までもダメにしていた。この時計は、左側の一つの電池で時計のモジュールと振り子もどきを駆動している。右側の2つの電池は、時報のメロディをならすための電源になっている。3つも使うのは効率が悪いような気がするが、メロディの回路はスピーカーを駆動するアンプも内蔵しているので、3Vが必要なのだろう。それに、それぞれの消費電力も違うから、交換時期はずれてくる。ということで、えらい目くじらを立てるほどの設計ではなかろう。しかし、時計が止まってしまっただけで、3本全部を取り替えてしまう人もいるだろうな。

しっかり腐食している。リード線はちょっとさわっただけでぼろっとはずれてしまった。下にも茶色い液がしっかりたれていた。

時計のモジュールはよくある安い物。以前技術の教材でつくった時計に使われていた物と同じだ。なんと単3電池の電池ボックス(右側の茶色のネジ台座が出ている部分)がそのままあるのに、そこの端子に左側の電池ボックスからのリード線を直接半田付けしてある。なんかほほえましいような作りだなあ。

ホームセンターで買った電池ボックスに新しいリード線を半田付けして、各部に新しい電源ラインを引いた。また、電池ボックスは以前の電池ボックス(一体成型となっていた)をペンチで壊して、その上にホットメルトボンドで接着して取り付けた。

無事に動き始めた。今度はいつも寝ている部屋に取り付けて、日常的に使うことにした。6の数字の下側にCDSが取り付けてあるので、明るくなったときにだけ定時にオルゴールが鳴る仕掛けになっている。しかし、あんな時計モジュールでこんな大きな針を動かすことができるのね。ある程度汎用的に使えるようにつくってあるのかしら。



トップページへ戻る       教材研究のメニューへ戻る