アクリル曲げ器の製作1 |
2年生のココナッツ(LEDライト)の製作に欠かせないアクリル曲げ器だが、学校には昨年自分で作ったものが一つあるだけ。
さすがに、これでは授業というわけにいかないので、ずっと作らなければと思っていた。(市販品は2万円以上する)
思っていながらできなかったのは、材料の手配がつかなかったこと。特にステンレスパイプの中に通す耐熱ガラスが手に入らなかった。そこで、ニクロム線を直接張ってやってみることにした。
一度に何人もが作業できるように、長い材料を使うことにした。(この方がニクロム線を延ばして使うことができ具合がよい)
今日は夜に業者さんがお手伝いにきてくれた(というより別の用事できていたのになし崩しでおつきあいしてもらうことになった)ので、写真も撮ってもらった。
丸鋸でこんな感じに溝を掘って・・・
ニクロム線の両側を釘で留める。
100Vで200Wのニクロム線、130円。コイル状なので少し幅はとってしまうが、まあよいでしょう。
とりあえず、試作ということで、わに口クリップでつないでテスト。
ばっちり曲げることができる。アクリル板も載せればいいので使いやすい。一度に3~4人が作業できそう。
ところが、通電したままにすると心配したとおり木が焦げて煙が出てきた。これでは授業じゃ使えない。
かといって、ダイオードをかませて出力を半分にしてみると熱が足りずにアクリルが曲がらない。
そこで、セメントをひいて耐熱処理をすることにしてみた。周りに溝を切ってからのみで掘っていく。
セメントはダイソーで210円。(500g)
すべて手作業でかなり苦労したのに、あーあ、やっちゃった。おそれていた底抜け・・・。
というわけで、余っていたコンパネで枠を作る。まさにコンクリートパネル本来の用途。
接着して少し置いてからコンクリートを塗りつける。500gでちょうどよい感じ。
上の縁にマスキングテープでも貼っておくんだった(*_*)
速乾タイプのコンクリートとはいえ3時間ほどはかかるようなので、今日はここまで。
明日、ニクロム線を張って試してみよう。