トップページへ戻る       ものに関わってのメニューへ戻る


ただのナッツになっちゃった(pic24)

クラスによっては、後2時間続き一回だけになってしまった2年生のココナッツの授業。どんな製作物の場合でも最後になって困るのはできあがらない生徒、しかも電気などの場合は原因が特定できず完成しなかったり、部品を壊したり無くしたりしてしまったりした場合のもの。今回もやはりそういう生徒は出てきてしまっている。

 この生徒は、授業にも今ひとつ身が入らなくて製作をさぼっていたり、ふざけて遊んでいることも多く、話も聞いていないので作業開始した瞬間に、「何やるんだっけ?」なんてよく言っている。のせられない(この世界流に言うのなら「課題を持たせられない」)教師も悪いけど、やっぱりどうしても厳しい生徒はいるもんなんです。ただ、他の教科だとできなくても物が残らないから授業はまわっていくし、テストではふざけたような点になってしまうだけだけれど、技術・家庭科の場合はがらくたが残ってしまう。(しかもこういう生徒は持ち帰らない)

もちろんそういう生徒もなんとかしなきゃぁいけないんだけど・・・・・・・

というわけでその生徒のココナッツ。


ちゃんとついているように見えるけれど・・・・・・























PICついていないのに、どうして光るのか

というのは.....
                        

スイッチを通って供給された電源をそのままLEDへ。
しかも、LED8個すべて並列に直結。(/_・)/






というわけで、コンピュータコントロールでない、ただのLEDライトになってしまったのでした。
最初、本人と話をして「もうこの作りを全部修正するのは結構厳しいからさ、PIC無しの普通のライトにしちゃわない?」と持ちかけたときは「えー、なんかやだなぁ」なんて言っていたけれど、
「まあちょっとやってみるぜ」といって接続してやってLEDを点灯してやると
「おー、やったぁ」と叫んで「これでいいよ」だと。(なんといっても、今まで一度も点灯したことがなかったから(^^ゞ)

「こりゃあ、ココナッツじゃなくて、ただのナッツだなぁ。」と私。
妥協してしまいました。でも、アクリル曲げたり、穴あけたり、組み立てたりは周りの子に色々言われながらも何とか自分でやったんです。彼なりにね。

まあ、最後はこういう直し方もしかたないかなぁ。彼も持ち帰ってくれるといいけれど・・・





トップページへ戻る       ものに関わってのメニューへ戻る