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木曽のヒノキを探しに


 1年生のものづくりでは木材を使った製品を作っているが,以前に比べて材料が高くなってきているのに加え,ある程度大きな材は手に入れることもままならなくなってきた。
 授業時数も減らされている中,木材加工の教材開発を行わなければならないと考えていた。
 
 そこで,隣の郡市である木曽谷へいって「木曽ヒノキ」を手に入れてはどうかということで,土曜日のクラブが終わった後,業者さんと一緒に木曽へ向かった。


材木屋さんに見せるので,何かサンプルをということで手近にあったパイン材を使ってこんなスタンドをつくってみた。のこぎり引き・かんながけ,釘打ち,組み立て等の基礎的な技能を身につけるための練習材という位置づけ。


今までの一番の問題はかんながけを木口にしかできなかったこと。何とかヒノキで木端を納得いくまでかんながけさせてやりたい。また,現在の25時間(自分の学校)という短い時間にあわせてきちんとできあがる物にしたい。


雪の残る木曽路。午前中にインターネットで調べておいた上松町へ行ってみた。
駅の裏側の一帯が全て材木屋さん。昔よりかなり減ったとのことだが・・・・


これもたまたま見つけておいた「のむら木材」さんをみつけて立ち寄ってみる。
最初に出会った方が営業の方だった。 のむら木材のwebページはこちら


わけを話すと快く応対してくださった。


ヒノキ材がずらりと並んでいる。切れ端を積み上げた高さで売ってもらうこともできるとのこと。


大きな乾燥機もあり,かなり大きな取り扱いをしている様子。


 今回初めて知った機械。「モルダー」。これは6軸モルダー,一度に6種の刃で一度材を通すといっぺんに加工されて出てくる。4面プレーナの刃を平らだけでなく各種彫り込み等のできる刃に替えた物といえる。

サンプルに購入し(てもらった)30×120×3000のヒノキ材。このほかにも短い物や木っ端をもらってきた。


早速学校へ戻って切断&かんながけをしてみた。
これで来年の4月までに教材を開発してみたい。




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