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ランクルのショック交換

 18年目、21万キロになろうという愛車のランドクルーザー。自分が乗り出してからは5年目になるが、いよいよショックアブソーバも限界を超えてしまった。
 最近は、走るだけでガタガタと音がしていたので、ブッシュも本体もかなりへたってしまっていると考えていた。
 来週は学校の西駒登山に伴走車両として貸し出すことになっている。通販で届いた部品を交換した。

今まではランチョRS9000が装着されていた。新しいものもランチョにしようかと思ったが、現在適合するものは新しいタイプのRS9000XLしかなく。ブッシュ別で12800円だった。
 たまたま、同じ店でセール中のプロコンプES9000はブッシュ付で5500円(元は11500円)とあまりにもやすかったので、今回はこちらを注文した。
 送料込み(こちらも無料セール中だった)4本22000円。3インチアップ用の製品を選んだ。(※前のオーナーが車高を上げて、改造申請を通してあるため)
 ちなみに、以前のショックはオイル式だったが、今回のものはガス式。

朝8時くらいから取りかかる。まずは古いショックを外すところから。
苦労するとは思っていたが、何とも大変だった。

最初は家の前で作業開始。まずはナットやボルトを外す。


後ろはボルトを手で回してもびくともしないので、ジャッキでレンチを持ち上げてゆるめる。
この時点で、学校へ行って続きの作業を行った。

しかし、昼までかかってもすべてのナットを外すことができない。とりあえずスプレーのオイルをかけて浸透させる。
車屋に持って行こうかと思ったが、近くにすむ先輩の技術の先生宅へ転がり込んで道具を借りる。
(ついでにしっかり手伝ってもらってしまった。2人でやると4倍くらいのスピードになるなぁ。)

ここには強力な道具がそろっている。まずはKTCのツールキット。
同じメガネレンチでも、使った感じが全く違う。やはりいい道具はいいなぁ。


そしてなんと言ってもエアーツール。インパクトレンチでばりばりやると、簡単に外れた。


とりはずしたランチョと新品のプロコンプ。これは前用。ランチョは完全に抜けてしまっている状態。
簡単とは言っても苦労したのは、ボルト部分が長くてソケットコマが入らないこと。
仕方ないのでディスクサンダーで先を切り落としてからナットをゆるめた。


前側はボンネット内に取り付け部があるので、割と簡単だった。

後ろ側は、上部がこのようなアダプタを介してボディに取り付けられている。

これがまた、取り外すのには苦労した。


取り付けの際には、伸びているピストンロッドを圧縮してから取り付けなければならない。
この作業は2人でやらなければほとんど無理だったと言ってよい。


そして一番苦労したのが、下側のブッシュが堅くて軸に入らないこと。
いろんな方法を試したが、なかなかうまくいかず。最後は大きなかけやでたたいてはめ込んだ。
(説明書には、油とバイスでなんとかしろ、ハンマーは使うなとあったけれど・・・・)



実は最後に大失敗。上のアダプタを上下逆のまま取り付けるところだった。下側を先に入れてから気がついたのでもう取り外すこともできずに、車にほぼ位置決めした状態で上のナットをゆるめてなおした。何とも情けない話。


これはお世話になったガレージ、これらの道具がなければとてもできなかった。
終わったのは夕方の6時半。しっかり一日かかってしまった。

さすがに新品だけあってきちんと振動を吸収し、車が安定して横に走っている感じがする。(最終的にはスプリングだけで乗っていたわけで)
異音などもしっかりなくなった。ランチョと違って堅さをダイヤルで調整することができなくて寂しい気もするが、ちゃんと機能は果たしている。
山へ行っても活躍してくれることでしょう。




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