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RS232Cレベル調整用アダプタ(pic70)

 新しいココナッツが形になり、ここのところ毎週末は各地で講習会を開いていただいている。
 中野市、長野市(全県講習会)ときて、今週末は地元の上伊那でやっていただいた。
 来週は諏訪地区にお邪魔することになりそう。

 場数をこなしていくと、様々な問題も浮かび上がってくる。
 その中でも特に深刻なのは、232Cでの通信ができないこと。これができないことには始まらない。
いままで、USB変換ケーブルを使ったときにパソコンによって接続できないものがあったが、今回は同じパソコン室(本校)の同じパソコンでありながら、つながらないものがあった。

 もともと、今回の基盤は232Cの変換ICを省いてトランジスタと抵抗で簡易的なものとして設計されているが、とりあえず学校では確実に接続できるようにしなくてはならない。
 今までも、最初10kΩだった抵抗を4.7kΩ、そして今回の3.3kΩと変えてきているが、まだまだ接続ができないものがある。

そこで、最適な抵抗値を割り出すために、現物あわせで値を決めることができるように間に可変抵抗をはさんだ232cケーブルを作った。


手持ちにあった10kΩの半固定抵抗と万能基盤にハンダ付け。
目盛りはふらずに、使えるところでの抵抗値を測定できるようICソケットを切った端子をつけた。


一応塗装した板に木ねじで固定。
コードも抜けないようにホットボンドで補強した。



家に帰って自分の環境で測定してみる。
現在基板上には3.3kΩの抵抗がついているので、それに+することになる。
やってみた結果
 TX側は+10kΩでも余裕でデータを受け渡しできる。
しかしRX側はこの接続で、528Ω(この写真の状態、もちろん接続は外した状態で測定)が最大値だった。つまり、4.8kΩが限界ということになる。


これからも、採用してもらった学校ではとりあえずそこにあるパソコンにこのケーブルを接続してマージンの取れる範囲で抵抗を変えなければいけないかもしれない。そうなると、業者さん分も作らなきゃならないな。

まあ、一度測定してやれば心配なく使ってもらえるというもの。




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