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水耕栽培システム(その1)

 新学習指導要領で「生物の育成」が必修となり、いままで栽培のできない技家教師を公言してきた自分も、久しぶりに栽培領域に取り組まなければならなくなった。初任の頃は菊の3本立てなんてやっていたけど、生徒の方が思い入れを持って育てる心を教えてくれたくらいのものだった。
 あんまり、生あるものをバイオテクノロジーのような科学でいじるのは好きではないんだけれど、自分の興味のある分野にひっかけてモチベーションを保つためにも、まず水耕栽培にチャレンジしてみようと思った。
 水耕栽培には溶液に酸素を入れ込んで根の部分をずっとつけておく水気耕栽培と、溶液につけておく時間と呼吸をさせる時間を分けて行うタイプがあるらしい。いずれにしてもポンプで空気か溶液を循環させておくことになるが、そのコントロールをココナッツで行えばおもしろいかなと思い、ちょうど来週は技家の県大会があるのでそこに持って行けるように作ってみた。


まずは、プランターを縦に並べるための構造体を製作。2×4材を柱にして横の縁で引っかける設計。


縦の柱だけ2×4、あとは1×4材を溝にはめ込む形にした。


細かく決めることなく、現物あわせでプランターが少し傾くように作ってみた。

ココナッツの基盤に通信設備などは全部省略した状態で部品をつけ、リレー(SSR)を介してお風呂の水を洗濯機にくみ上げるポンプ(バスポンプ)を制御することにした。
上の写真では 
0番ポートに緑LED(ポンプ稼働中ランプ)
1番ポートにSSR(ポンプ)
2番ポートに赤LED(パイロットランプ)
を配した。

マイコンは取り付けていないが、これでココナッツが開発環境になるので、LEDの動きで開発した後にマイコンだけ取り付ければプログラムをその都度取り替えることができる。
とりあえず、フローチャートを書いてみた。

水の量だとか、間隔だとか、かなり検討すべきことはあるが、これからいろいろ試してみよう。
まだポートがあいているので、さらにリレーをつけて暗いときはLEDで明かりをつけてやることも考えている。(そのためにCDSは取り付けておいた)


今週中には形にしてみたいと思っている。




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