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ハンダ作業台の製作

18日は今度行われる技術・家庭科南信大会の係会&研究部会が行われた。
授業で行う場面や題材、指導案について様々なご意見を頂いたが、その中でハンダ付けの際に基板などを固定する治具があるとよいという意見があった。
公開授業をやることによって、こういう環境が整うのはありがたいことなので、とりあえず評価用のプロトタイプを作ってみた。


市販品で参考にしたのはこの製品。これを40人分そろえたらえらいお金になってしまう。
それに、ハンダ付けの際に下に敷く板はほしいので、様々な機能を持たせることにした。

まずは、ドラッグストアで洗濯ばさみを買ってきた。15個で105円。


洗濯ばさみは縦方向と、横方向で挟めるように設置。
ホットボンドとネジ止めで固定した。


ハンダ付けを考えたとき、抵抗の足を曲げるための治具があってもいいかなと思った。
(今までは、ラジオペンチで曲げていたが、長さをそろえるのはなかなか難しい)
9.5mmの厚さに板を削る。

そこで曲げてみるのだけれれど、基板の穴には合うものの曲がり具合はきれいではない。

抵抗の厚さの分が影響するので、真ん中に溝を引いたら満足できるものになった。


木目はどっちなんだい?と考えたが、結局木口面に溝を引いた。見た目はともかく、この方が強いもの。


これが、最終的な状態。基盤を持たせてみたり、ハンダ付け用に置いてみたり・・・
抵抗の足を曲げる治具は左の奥にボンドで取り付けた。最初よりもかなり小さいものにした。
これなら、2つを面あわせで組み合わせて収納しておくことができる。



せっかくなので、授業場面のハンダ付けを一つやってみた。
先日の会議では、LEDが先か、コードが先かという話の決着が付かなかったが、とりあえずいつも通りLEDからやってみた。
授業用のプリントに使えるかもしれないので、細かく写真を撮ってみた。


まずは、向きを間違えないように差し込んで、どちらか一方を全部ハンダ付け。


すると、LEDの向きが乱れるので足を加熱しながら後ろからLEDを押し込んで位置決めする。
(はんだが溶けていないときに押し込むと、ランドがはがれて接続が切れてしまう)
その後、もう片方もハンダ付けしてからコードを差し込んでハンダ付け。ここで水平方向の洗濯ばさみを使う。


全部終わってから、コードを束ねてあるタイラップを切断して、横の穴から裏側へコードを出す。

これで完成。被覆が溶けることなく、LEDの向きもそろった状態がよい評価。


もう少し機能を追加したらいいかなと思って考えたのは、抵抗などの足を切ったゴミを入れるゴミ箱。
といっても、縦方向の板の木口にドリルで穴を開けるだけ。
これでよければ、授業校の分と自分の学校の分で84個作ればいいかなと思っている。


さらに、これをガイダンス的な内容の題材として、一年生の最初に作るのもいいかと考えた。
ハンダだけじゃなくて、机の上にあったら便利な「ミニワークベンチ」というのはどうでしょう。
早速作ってみようと思う。




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