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からくりセットのコントロール(pic94)

高校時代の同級生が地元へ戻って家業の花作りをついでいるのだけれど、花の展示会にからくりセットを作って出すことにしたんだそうな。
何でもただの鉢植えを出荷するだけではなくて、付加価値を考えて市場を開拓していきたい気持ちもあるようで、製作にあたって協力することになった。
(ちなみに彼には、東京で大学出たあとメーカーに就職してUターンで地元に戻って農業という話を中学生に「生き方講演会講師」として語ってもらった)


先月、自宅を訪問し作りかけのからくりを見せてもらった。


機構としてもよくできているが、人形などのクオリティが高い。こういう才能があるのは羨ましいなぁ。
ちなみに、彼は東京ではおもちゃメーカーに就職していた。

扉が開いたあと、さまざまな仕掛けでからくりが動くようになっている。


ここまでが見せてもらったもの、彼はシンクロナスモータを使ってゆっくりした動きをカムに伝えて動かしていた。
これを全部プログラムにして制御したいとのこと。
それなら、ココナッツの基板を使えばいいだろうと言うことになった。


ここからが、昨日学校へ彼がやってきたやった作業。
夕方5時半にやってきた。

まずはココナッツ基板を製作するところからスタート。まあ、ハンダ付けは私の担当。


先日、秋葉原で買ってきたSSRをココナッツの出力につないで100vの制御をする。
本来なら、サーボモータかステッピングモータと言うことになるのだけれど、今回は組み上がっていたので
オンーオフの時間制御だけとなった。


うまくいったので、すべてのポートにSSRを接続する。


デジタルポート8系統に加えて、PWM1系統も総動員して9つのモータやランプを制御する。
1つあたり2.5KWまで制御できるSSRで10W以下の機器を制御するという贅沢な構成。
まあ、秋月のSSRキットは一つ250円と安いので・・・・。


基板は板に固定したあと、整備製を考えてマジックテープで内部につるすことにした。


一つ一つ命令を送って動作チェック。これだけの配線なのに、一度で間違わずに作り上げることができた。

終了は午前0時をまわっていた。
それでも、彼も満足してくれたので良かった。
まだまだ、プログラムが残っているので先は長いけれど・・・・





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