釘打ち練習のみのミニ題材 |
今年度の1年生は今までと違って割と簡単な題材を扱っているので時間に余裕がある。
その分,ちょっとした練習題材で基本的な学習をする流れにしている。
前回ののこぎりびきミニ題材に加え,釘打ちのみを学習するための題材をやらせてみた。
1年生の生徒たちに釘打ちの経験を聞いてみると,100%が経験済みだった。
「釘打ちの失敗ってなに?」のはつもんには
・「釘が曲がること」・「板が割れること」。がでるので実際にやってみせる。
他に,「指を打っちゃうこと」もでるが,まあ完成には影響ないということで・・・・あれは痛いよねぇ程度で。
生徒からでないのは,「板に傷がつくこと」なので,これは大げさにやってみせると,かなり納得する。
この後学習ノートに沿って,げんのうの名称や使い方,釘の長さなどについて学習後ミニ題材を紹介する。
机用のペンスタンド。2つの穴に2本刺すことができ,真ん中は下から釘を打って固定するため逃がしてある。
材料は前回と同じ,20mm厚で幅が100mmの木曾檜板。
前回のこぎり引きの練習で余ったものを使う。
マイタゲージを45mmに固定しておけば縦びきと横びきをおなじにして量産できる。
幅45mmで切断された一人分の材料。台座とペン立て部分になる。
ペン立て部分は早く終わった生徒にボール盤どんどん穴あけをしてもらう。こちらは12mmのドリル。
こちらは10mmのドリル刃。
台座はそのまま箱へ,穴開け後のペン立て部分はそろったところで全員に配布。
対角線で心だしをして,45mmの釘一本で固定。今回は1度しかチャンスがないので,評価はつけないこととした。
おわったら,サンドペーパーと蜜ロウワックスで仕上げをして持ち帰る。