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casioプロトレックPRT-50の修理

自分は時計についてのこだわりがあって,どうしてもアナログ(針表示)でないと気に入らない。
(とっさに締め切りまであと何分というのがディジタルだと計算しなければ出ないので)

現在使っている時計の前に買ったのはカシオプロトレック。もう10年以上前だろうか。
自分が買った時計では桁外れくらいに高額だったし,とても気に入っていたのだが,自分で電池交換しようとして壊してしまった。

その症状というのは,表示に「open」が出たまま操作を一切受け付けないこと。当時,蓋を開けたらバネが一本飛び出てしまったことを覚えている。
当時,近くの時計屋に修理に出したものの,直らないまま帰ってきた。
今年は2年に所属し,登山にもいかなければならないこともあり,何とか修理したいと考えた。

一度また別の時計屋さんに出したがやっぱりだめ。(電池を入れ替えたとのことで1500円取られた)

カシオの修理受付に電話すると,開けて部品交換をすれば最低でも8500円くらいかかるとのこと。
(それでも,修理できるかはわからないと・・・)

ちなみに,オークションで同じ時計を見ると7000円前後で取引されている。
よっぽどそれを落札しようかとも思ったが,やはり自分が使ってきたものがあるのに納得できない。

もう一度カシオに電話すると,このモデルはすでに部品が保存されていないので修理も受付できないとのことだった。

そこで,ダメ元で何とかやってみようと言うことでネットを徘徊すると,裏蓋とムーブメントをスプリングで導通させてやらないとだめらしいことがわかる。
たしかに,バネが飛び出たのであきらめていたが,導通させるだけなら何とかなるかもしれないと考えた。


ホームセンターを見てみたが,そんな小さなスプリングは売っていない。(時計屋ならあったかもしれない)
そこで,手元にあったコードの芯を使って作ってみようかと考えた。


クリップの針金に,芯を2本撚ってから巻いてみる。


できたスプリングはこれ。


もう一点,この時計はACという表示の端子と電池のプラスをショートさせてリセットしてやらなければいけないこともわかりピンセットでショートさせる。

何回かやってみたが,結局この赤い矢印のところを導通させればいいことがわかった。
スプリングも,かなり形を変えてしまった。実際には,ニッパーでこの写真よりも短くして蓋だけに触れるくらいにした。

追記,PRT-50で検索してみると,上の青矢印もスプリングが入っている写真があった。やっぱり必要なのかも。
表示が戻ったのに喜んで蓋をしたので,実際今がどうなっているのかよく覚えていないというのが本当のところ。

蓋を閉めると無事に表示が戻った。
実に,5年以上くらいほおっておいたことになると思う。
今までは,casioのソーラー,アナログ,電波,クロノグラフの時計を使っていたが,やはりストップウオッチなどの機能はディジタルでないと使いづらい。
しばらく使って様子を見てみたい。





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