ココナッツを使ったUSB-IO(pic113) |
ココナッツをいろんな先生に使っていただく中で、「もっと簡単に計測と制御の部分だけ学習させたい」という声は聞かれる。
そこで、ココナッツのハードウェアを利用して、USBのインターフェイス部分だけ安価に教材化できないかを考えてみた。
まずは、LED基板を付けたままの状態から。
とりあえず、USB接続に必要な部品と、分岐に利用するためにタクトスイッチを付けた。
電源スイッチは省略して、常にONとなるようにジャンパー線で接続。
LEDは緑、黄、赤の信号用をそれぞれ一つずつとした。また、電源はつながないものとして逆流防止用のダイオードも外し、USBの+5Vを直接Vccへ。
3つのLEDだけなので、点灯のためのマトリクスは以下のようになる。
Oの値 | 緑 | 黄 | 赤 |
4 | ○ | ● | ● |
16 | ● | ○ | ● |
64 | ● | ● | ○ |
20 | ○ | ○ | ● |
80 | ● | ○ | ○ |
68 | ○ | ● | ○ |
84 | ○ | ○ | ○ |
最終的に、スピーカーとCDSも取り付けて、アナログポートのもう一つ(このPICはADコンバータ2系統内蔵)は、タッチセンサーなどの汎用入力とした。
これによりIOの仕様は
入力(Input)
デジタル入力
タクトスイッチON(I=10) タクトスイッチOFF(I=3)
アナログ入力
アナログ入力ポートへの接続をAD変換
CDS光センサーによる値をAD変換
出力(Output)
・LEDの点灯
・音の出力(64音階)
ということになる。これだけの部品ならかなり安くすることができるので、これをベースに授業展開を考えてみようと思う。
別件
地域のイルミネーションフェスティバルに出す作品づくりのために、青色LEDをたくさん購入。
5V電源に並列接続するので、制限抵抗の値を確認するために測定。680Ωで5.3mA。これくらい光れば充分でしょう。