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ipadタッチャーの実験

 先日、特別支援教育の講座をお手伝いした際に、「ipadタッチャー」という物を作りたいと相談を受けた。
今まで全く知らないものだったが、製品が販売されていたり、webに製作方法が公開されていたりと,その道ではある程度認知されているものらしい。
 要はipadに手で触れてタッチする代わりに、外付けのスイッチを押すとタッチしたように動かすことができるものだった。
 何の利点があるのと普通なら思うのだけれど、様々な障がいをもつ生徒やその子たちを教育する先生たちにとってはとても必要なものであることがわかった。
 とりあえずwebに出ていた回路図を元に作ってみる。

3Vのリレーに銅板を貼り付けて、スイッチにつなぎ、リレーの回路を閉じると銅板にアースが接続されるというもの。
リレーのスイッチからリレー(銅板)までが30cm以上あることで、静電容量が変化してipadは指で触られたと関知するらしい。


リレーは持ってきていただいたので,手持ちのタクトスイッチで回路をつくってみた。


実は銅板がなかったので、真鍮板でやってみた。スイッチを押しても反応はするがタップには至らない。


最初は接続が間違っていたという御粗末な理由が発見されたが、結局きちんとした動作は実現できなかった。

真鍮板が平滑でないからかもしれないと、400番のやすりで水研ぎする。

その後ピカールで磨いてみるが、やっぱりだめ。後から考えると、真鍮の厚みが1mmもあるのがいけなかったとしか思えない。
薄めの銅板でなければだめなのかな。その場での時間があまりなかったことと、自分ではipadなどの静電容量変化式のタッチパネル機器を持っていないので、これ以上の試行錯誤はできない。
この話を持ち込んでくれた特別支援の先生はかなり電気的なことにも詳しかったので,戻ってから自分で何とかできそうだと思うが・・・・

普段はあまりご一緒することのない先生方との一日はいろいろとエキサイティングだった。





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