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刃物研ぎとケースの製作

先日研修にて製作した切り出しナイフを使って刃物研ぎの練習をした。


センターには、流石に研ぎの環境も良い道具がそろっている。ダイヤモンド砥石は平滑なので修正砥石としても使いやすい。

研ぎは水回りの仕事だし、手が研くそでべったりになるので余り写真は撮れなかった。
実際にはかなりの時間を使って研いでみた。久しぶりの研ぎでちょっとつかんだものがあった気がしたので、カンナの刃も研いでみた。
学生時代から使っているかんな刃は、刃がちびてきてしまったので裏出しをする。それもこんな良い工具があった。これなら緊張なく裏出しができる。

見えてきた感触というのは、「押すときに砥石に吸い付けるような感じで前に出す」というもの。切り出しもかんな刃も、(それほど)丸っ刃にならずに刃がえりが出た。それでもこうやって写真で見るとラインがでていないから御粗末だなぁ。そんなに簡単にいくわけもなく、ここにいる間に経験を積みたいと思う。


ケースは桐材でもあればいいのだけれど、檜材が余っていたのでそれを使う。


下側は帯のこで半分に縦引きしてから長さを切断。


縦引きした部分はかんなで修正する。


半分にした片側に切り出しの方を写して糸のこ盤でくりぬく。

切ったところをやすりで仕上げて形を合わせる。


抜いた方は幅を詰めて、蓋が被さるようにする。蓋は縦引きで中をさらって、両端に縁を接着。


こんな形で収まった。



ちょっと反ってしまったので、蓋を閉めたときに真ん中に少し隙間ができてしまいご愛敬。


刃の方も、そこそこ満足できる仕上がりになった。これで、来月の刃物づくり研修にサンプルとして出せそう。





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