LEDランプケースの製作 |
年度末にはまだ早いけれど,今年度が終われば同僚の主事も何人かは現場に戻っていく。
お世話になったお礼をなにかと考える中で,現場で夜の巡回などもあることは確実なので明るいLEDライトをプレゼントしようと考えた。どうせなら,木材を加工していつもの置き場所を作るのがスマートだろう。
なにか災害があったときにも,そこ(例えば教頭先生の机の一番上の引き出し)にLEDライトがあると言うことになれば安心できるかもしれない。
LEDライトは単3電池一つで動作して明るいものがあったのでいくつも購入した。
もちろんライトケースは材料と加工に関する技術の教材研究である。
量産することになるので,まずはライトの木型を作る。木工旋盤で作業した。
スギ材のあまりで,枠を作る。予備の単3電池をいれておく部分も考えてみた。
枠を綺麗に仕上げるためにできるだけ木口が出ないような組みにした。
枠を組んだ後,丸いライトが安定するようにフィットする支えを作る。100円ショップで木材の粘土を買ってきた。
粘土を枠の中に入れて,ビニール袋に入れた木型を押しつけて造形する。
こんな状態で乾かして形のできあがり。
裏側には穴を開けて,マグネットを埋め込む。引き出しに入れたとき位置がずれないようにするため。
ボンドを塗ってフェルトを敷き,木型を押し込んで接着した後,余分な部分を切り取る。
全面に貼れたら,フェルトをマスキングしてから,塗装をして完成。
こんな形で収まる。きっちりはまっているが,磁石で引き出しにくっついているので,取り出したときもケースがついてくることはない。
バリエーションの,予備電池置き場付きのもの。こちらはウレタンで塗装してみた。
順番が後先になるが,設計図も描いてみた。その後もう一度セン材をつかって製作。
こちらは,砥の粉で目止めをしてから塗装。
しかし,木目はスギの方が綺麗なので,もう一度スギで作るつもり。なかなか最終形にはたどり着かない。
3月までに,納得のいくものができるよう試行錯誤を重ねるつもり。