美術のガラス作品展示枠の製作 |
中学校ではどこでも、秋に文化祭が開催される。
体育以外の技能教科の学習展示や発表はメインになるわけで、展示作品も多い。
美術で作ったガラス作品の展示について、ドリルで穴を開けて吊りたいと相談された。
「いやいや、それは100%割れちゃうからちょっと待て」ということで、展示枠を作ることにした。
作品はこんな感じ。200×150mmで2mm厚のガラス。
周囲を溝にはめ込んで固定することにした。
スギの角材を買ってきて材料にする。35×25の太さで長さ1800mmが6本で1100円程度。
たわみが出たり、歪みが出たりすればすぐ割れてしまうだろうから、ほぞ組でがっちり組み立てることにした。
5枚ずつ6列で、30枚のガラスが入るよう設計した。片側はボンドでしっかり固定し、もう一方はかなり緩くしてネジで固定する。
隣り合わせのガラスの間には厚紙か合板と考えたが、結局同じ木で周囲が均等になるようにした。
隙間の材も先端をガラスと同じ厚さにして溝にはまるようにした。
学級毎に一つの枠に入れて,展示したところ。透けた先に森が見えるようにしたいというのが美術の先生の願い。
上から針金で吊って、下には足をはかせた。
射し込んだ太陽できれいな影ができてなかなか幻想的。
美術の先生にも、作品を製作した生徒たちにも喜んでもらうことができた。
来校者も立ち止まって見ている姿が多かったようで、忙しい中で時間をかけて作った甲斐があった。