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ココナッツXbの開発

昨年度、新しいココナッツ(ココナッツX)の基盤を作り、自分の学校で教材として利用した。
試作として考えており、今年は量産してもらおうかと思っていたが、一度の設計では修正点もあった。
加えて、新しい機能を持たせたいと考えることになり、今回もう一度新しい基板を作ってもらうことにして研究した。

新しい機能は、赤外線リモコンとしての動作。今までリモコンによってココナッツを動作させることができたが、今度はリモコンとして他の機器を動作させようというもの。
写真では見にくいけれどカラーLEDの外側に、赤外線LEDを追加してある。これは今までスピーカーを駆動していたPWM回路に接続している。

実はこの機能は今までもOSの機能としては実装されていたのだけれど、出力用のLEDをつけたことがなかった。
それでも、受信用の赤外線センサーはあったので、受信プログラムを動かせばリモコンのコードを復調することができる。
例えば

ONKYO 5.1chサウンドシステムリモコン
電源     42D26D04FB0000000020
音量+    42D26D02FD0000000020
音量ー    42D26D03FC0000000020
入力切り替え 42D26C1EE10000000020

SHARP アクオス60インチTV
電源     52AA5A8F1216D1000030
音量+    52AA5A8F1214F1000030
音量ー    52AA5A8F1215E1000030
入力切り替え 52AA5A8F121381000030


というような感じでターミナルに表示される。(もちろん、左側の日本語は表示されない)
これを赤外線LEDで出力すれば、リモコンとして動作する。


上の写真は1台を送信用、もう一台を受信用(当然PCも2台必要になる)として、両方のチェックをしているところ。


無事に機能が確認できたので、その回路も配線に入れた設計で新たな基板を作成することにした。
リモコンで操作することで、大電力の機器も安心してコントロールすることができるし、より実生活を管理するためのものになる。
例えば、
①暗くなったらシーリングライトの電源を入れて、テレビをつけて、音量を上げ、2分経ったら扇風機をつけるるとか
②夜寝るときにココナッツのスイッチを押せば、1分後にテレビやシーリングライトのスイッチが総てオフになるとか
様々なシチュエーションが考えられる。

名前はマイナーチェンジ版として、「ココナッツXb」と言うことにしよう。
後は、設計したガーバーデータを基板屋さんに送って形にするという所までやってきた。





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