体育館に映像投影環境を |
学校に100万円がやってきたらどう使いますか?
博報賞をいただいて、副賞の100万円がやってきました。
自分のいる中学校では、人数が少ないので体育館は使わないのだけれど、文化祭など地域の方が集まるときや今後の新しい利用のためにも
体育館に大きな映像投影環境を作ることになった。
エプソンの7000ルーメンプロジェクターを借りてきてテストする。実際にはこの位置の真上のバスケットゴール構造材から投影する予定。
台形補正がギリギリだけれど、なんとかなりそう。
ということで、スクリーンの大きさを設計する。
かなり大きなものになったけど、プロジェクターが90万円くらいするので、スクリーンにかけられる費用は10万円くらい。
そこで、布を買って自分で縫い合わせて作ることにした。
また、下からウインチで巻き上げて天井に収めることにした。
下で巻き付ける「芯」は100mmの塩ビ管にした。4mものなので、真ん中でつなぐ。
丸田を中にちょうど収める。
たくさん削って、内径に合わせて。
入れて見たが、ちょっと弱い感じ。
そこで切れ端を割って、中に入れて塩ビ接着剤で固めることにした。
左右の巻き取り部はこんな感じ。
布はやっぱりプロに作ってもらうことにした。高校の同年生にプロがいたので招聘する。
布の発注から現地での製作まで、全部やってもらった。ありがたい。
1日で終わらずに、次の土曜日も朝から作業してもらった。自分もミシンを持ち出してきて手伝った。
縫うだけはできたけど、段取りはプロがいてこそだった。
墨にはプリンター用の布に受賞記念パネルを印刷して貼り付けてもらった。
これで設置と言うことになり、工務店に足場を組んでもらって取り付ける。
先生方に手伝ってもらって、なんとか留めていく。
足場がなければ、とても設置出来なかった。
ところが、巻き上げようとすると滑ってしまって上がっていかない。
パイプが少ししなってしまうことと太いものを細いところで巻き上げようとしたのがいけなかった。
仕方が無いので、パイプはやめて、下に木の棒を入れて蛇腹のように上に巻き上げることにした。
簡単な木組みで長い棒を作る。巻き上げると一応上には収まった。
実は、3月いっぱいで学校を異動になったので、ここまでで終了(3月30日に完成した)
コロナ騒ぎの影響もあって、プロジェクターの入荷は夏過ぎになるとのこと。
まだ一度も投影出来ていないけれど、いつか使っているところを見てみたいもの。